環境委員会視察~長崎市・大村市
5月12~13日の日程で、環境委員会の一員として長崎市・大村市を視察してまいりました。
視察項目は、長崎市が交通不便地区の「乗り合いタクシー」と総合運動公園。大村市が、下水道事業の経営健全化計画についてです。
環境委員会では、環境局ばかりでなく交通局と水道局を所管しておりますので、上記3点の視察となりました。
坂道の多い・・・というか市内ほとんどが斜面地なのでは?と言っていいくらいの坂道ばかりの長崎市。
初めての訪問でしたが、いやビックリです。おまけに道が狭い!市川の運転技術では間違いなくバックの連続で車はボコボコになりそうです。
市内中心部には路面電車も走っていますが、斜面地が多いため、幸区ではおなじみの「自転車」がほとんど町中に見られないのも驚きです。
それ以外の市民の足は「バス」。
しかし、そのバスが走っていない地域の移動手段をどう確保するか。長崎市では、バスの走らない公共交通空白地域をまず25箇所選び、その中から住民数などを考慮しつつ更に11箇所、5箇所と抽出し、平成14年から順次「乗り合いタクシー」を走らせています。(採算の面ばかりでなく、確かにバスはこのような狭い道の通行は無理ですよね)
路線は4キロから7キロ、運行時間は往復20分程度。運行本数はだいたい平日で往復25便。
車両は9人乗りのジャンボタクシーで、料金は大人200円、小人100円。(ちなみに長崎市では老人交通費助成事業として交通機関利用券を5000円分交付していますが、それも利用可能とのことです)
運行は民間事業者が行っていますが、現在運行している5路線のうち採算がとれているのは1路線のみ。赤字分は市からの補助となっていますが、19年度実績で補助率は6%から35%とのことです。

高齢化時代における移動の権利のセーフティネットとして、公共交通がどこまで担うのか。
長崎市も例外でなく高齢化が進んでいます。現在採算がなんとか採れている路線もこれからは利用者の減少が予測されています。コスト削減にも限界があることから、今後はデマンド交通システム(個別のニーズに合わせて対応するシステム)の導入を考えているとのことでした。
その後はバスで移動して、長崎市総合運動公園の視察です。
テニスコート、多目的広場、陸上競技場、補助競技場、野球場、投てき練習場(砲丸投げやヤリ投げ)、などを備えたこの広大な運動広場は平成8年からテニスコートの供用開始をスタートに、以後順次整備を重ね、平成16年の運動広場の供用で現在の公園が完成しました。
平成15年には、高校総体のメイン会場として開会式が行われ、テニスと陸上のメイン会場としても利用されました。
川崎市民としては、本当にうらやましい限りの施設です。


特にところどころの広々とした芝生の広場。休日には家族連れでにぎわうそうですが、こんな芝生を子供に思いっきり走らせてみたい。親ならだれもが思うような、とにかく素晴らしい環境です。

大きなメインスタンドを備えた陸上競技場の横には、「これで補助?」と思わず言ってしまうような、これだけでも立派な補助競技場があります。
甲子園球児であった我が会派の飯田議員が一番うらやましがっていたのが、これまた立派な野球場です。本市でも今後とどろき運動公園の施設整備にかかることになるでしょう。敷地確保が難しい都会ではここまで広大な総合公園の実現は難しいと思いますが、少しでもこうした施設に近づけるよう、知恵を絞って整備にあたりたいと思います。
今後の予定としては、平成26年に長崎国体が開催され、この公園がラグビーとテニスの会場として予定されているため、老朽化等による施設の再整備を補助を受けて行うこととしているそうですが、いったいどのくらいのお金がかかるのでしょうね。
翌日は大村市にて、水道事業健全化計画についてレクチャーをいただき駆け足の視察を終えました。