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2013年1月24日

「神奈川県警と川崎市」の連携が実現!自転車安全対策 全国初の一方通行自転車専用道の社会実験~正式整備へ

幸町交差点から京急川崎駅までの県道川崎府中線の上下各一車線に一方通行の自転車道を設置する全国初の社会実験が11月14日から実施されました。社会実験での市民アンケート結果はおおむね好評で、川崎市ではその結果検証をふまえ、自転車専用道を正式整備することとなりました。
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 京急川崎駅周辺、特にJR東海道線高架下のアンダーパス部分は、自転車の通行量が多く、車道を逆走するケースがしばしば見られます。また、構造がすり鉢状でスピードが出やすく見通しがきかないため、自転車通行をめぐる事件や事故が絶えません。
 この場所の安全対策については、川崎市議会でも何度も取り上げられているところですが、道路管理者の市が単独で対策を図ったとしても、一方通行などのルールを決める交通管理者である県警察との協力・連携が無ければ、残念ながら本当に効果的な対策にはなりません。
 そこで私は県議の立場から、防災警察常任委員会において効果的な安全対策となるよう、県警察と市が連携した取り組みを強く要望させていただきました。
 自転車安全対策だけでなく、地域の安全や防犯の為には警察と市が一体となった取り組みがより重要となります。今後とも市議出身の県議会議員として、より一層、県と市の連携を各方面に働きかけて参ります。
県防災警察常任委員会で要望
~~平成24年10月2日 
防災警察常任委員会での質疑応答~~
市川よし子委員
 今年5月に川崎市内の京急川崎駅すぐそばで、自転車同士の交通死亡事故が発生した。こちらは以前にも自転車と歩行者の通行の危険を指摘された場所で、通行上のトラブルで傷害致死事件も発生している。その箇所のハード的な対策について県警と川崎市の協議について伺いたい。
津村交通規制課長
 委員ご指摘の事故は本年5月、川崎市幸区において車道左側を走行していた自転車と対向から逆走してきた自転車が衝突したことによる死亡事故である。発生場所は、川崎駅直近の通勤・通学路であるので、自転車の通行量が多く、また道路形状から自転車の走行速度が上がりやすいため、県警察では道路管理者である川崎市に車線削減による自転車道の整備等の早急な対策について協力要請し、現在、その実現に向けた調整を進めている。
市川よし子委員
 ハード的な対策を素早く進めることが難しい状況において、自転車利用者の交通ルール順守とマナーの向上といったソフト面の対策が急務であり、特に自転車事故多発地帯で取り組むことが効果的だと思う。4月27日に神奈川県の交通安全対策協議会から自転車交通事故多発地帯として示された17地域のうち上位5地域がどこだったのか、どのような場所で自転車が関係する事故が多発しているのか伺いたい。
津村交通規制課長
 県内全交通事故に占める自転車事故の割合が高い多発地域は、以下の通り。
1位 川崎区 39.4%
2位 中原区 36.5%
3位 茅ヶ崎市 35.7%
4位 幸区 35.7%
5位 相模原市南区 35.6%
次に発生件数ですが、この5地区では978件発生しており、このうち約75%にあたる735件が交差点やその付近で発生している。
市川よし子委員
 多発地帯の上位に川崎市南部の3区が入っている。いずれも平たんな都市部であり、特に幸区は、川崎の中で一番人口の少ない所で、死亡事故が発生しているという事は、死亡率では非常に突出して高い地区になる。また、通勤・通学の時間帯、交差点、駅周辺で事故が起きやすいと推測され、危険な場所・時間帯は、かなり限定されるのではないか?こうした中、川崎市は放置自転車対策の一環で、社会実験として(JR)川崎駅周辺の自転車押し歩きの指導をしており、歩行者の7割がこうした指導を継続してほしいというアンケート結果がある。年4回川崎警察署のご協力も頂いてマナー向上のキャンペーンも行っていると聞いている。こうした市と県警察が連携することによって一層効果的となることから、事故多発地帯において重点的な取り組みを検討できないのか伺いたい。
津村交通規制課長
自転車は車両であり、一定の歩道を通行することは認められていないが、道路標識などで通行が認められているときは、徐行するとともに、歩行者の通行を妨げるときは一時停止することが義務付けられている。自転車の押し歩きは歩行者を保護するうえで有効である。自転車事故多発地帯を重点に市区町村等関係機関の団体と連携して取り組んでいきたい。
市川よし子委員
 市と県警察との連携をぜひ強めて頂いて、ハード整備や法規についての意識の徹底やマナーの向上に積極的に取り組み、今回のような死亡事故が一つでも県からなくなるように心から要望させていただきたい。


平成25年1月24日 神奈川新聞よりカナロコ 1月24日(木)5時30分配信

自転車道が本格整備されることになった県道川崎府中線アンダーパス部=幸区
 川崎市は23日、自転車による事故やトラブルが多発している京急川崎駅周辺地区の安全対策を盛り込んだ「京急川崎駅周辺地区通行環境改善計画」を発表した。昨年実施した社会実験を踏まえ、県道川崎府中線に、車線を削減して一方通行の自転車道を整備することを軸に、歩道拡幅による「自転車の押し歩き」を推進するなどの内容。市は「ルールを守って安全に通行してほしい」と話している。

 中でも同駅近くの県道川崎府中線のアンダーパス(掘り下げ式道路)部分は、すり鉢状で見通しが悪く、下り勾配でスピードが出やすい場所。自転車が車道を逆走するケースも多く、昨年5月には自転車同士の正面衝突事故で、女性1人が死亡している。

 こうした現状を打開しようと、市と県警は昨年11月14日から27日までの14日間、同地区で社会実験を実施。アンダーパス部分の車線を4車線から2車線に削減し、上り線(駅方面行き)と下り線(幸町交差点方面行き)にそれぞれ240メートル、190メートルにわたって仮設ガードレールを設置して、側溝側に幅約2メートルの自転車道を設けた。

 市などが行ったアンケートによると、自転車利用者の90%以上が自転車道を利用。歩行者と自転車、自動車利用者の80%以上が、自転車道の必要性に賛成したという。車線削減による著しい渋滞の増加はなかった。

 こうした結果を踏まえ、今回の改善計画では「安全な通行空間の創出」と「自転車走行ルールの順守」を基本方針に、社会実験と同様、同線アンダーパス部に一方通行の自転車道を整備。4月ごろから現在の仮設ガードレールをパイプ状の分離柵に変える工事に着手し、8月ごろに本格供用を開始する。工事中も自転車の走行は可能という。

 計画ではさらに、歩道が狭いうえ、自転車の歩道走行が目立っていた「駅前本町線」について、歩道を拡幅し、自転車の「押し歩きスペース」を明示。自転車走行ルールの周知や啓発の強化にも取り組む。

 市建設緑政局企画課は「社会実験で有効な意見をもらい、今回本格的な実施に至った。今後も安全に通行できるような施策をとっていきたい」としている。
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