令和3年7月3日:産業労働常任委員会のご報告【開始延期のかながわペイについて】
【開始延期のかながわペイについて】【店舗の申請は受付中!】
7月2日の産業労働常任委員会の報告です。質問で、かながわペイについて取り上げました。
国の財源70億円をつかい、消費喚起のためにキャッシュレス決済で県内店舗を利用した消費者に最大4000ポイントを付与するという【かながわペイ】
7月1日から3ヶ月キャンペーンが始まる予定でしたが、新型コロナの状況を勘案し、開始延期となりました。
質疑で、
1. 年度内に事業が実施できなければ国からの財源70億円は、国に返さなければならないこと
2. 年度末までに事業を終了するには、9月末から10月にはキャンペーンをスタートしなければならないこと
3. 県内2万店舗を目標としているが、現在9000店舗の申請ということ
4. 利用者は175万人を想定していること
5. 別に5億円(財源は国費)の事務費で事業者共同体に委託し、システム構築や広告、コールセンターなどを運営
6. 店舗情報を地図に落としたアプリを作成したが(キャンペーン開始とともに供用予定)、年度内で情報提供は終えること
などがわかりました。
私からは
万一感染状況が悪化した場合は、70億円の繰り越しを認めていただくよう国に働きかけること。
キャッシュレスだと高齢者の方々がなかなか恩恵を受けられない。今後のDX化促進のためにも、高齢者のキャッシュレス決済導入を進めるため(世界の中でも日本の導入率は突出して低いです)、今回キャッシュレスの協力事業者となっているauやドコモ、横浜銀行などに高齢者に向けた周知をはかっていただくこと。
今後の感染状況にもよるが、ワクチン接種を終えた方に周知をはかること、
などを提案しました。
いずれにせよ、年度内に実施されなければ、5億円の事務費もふくめ75億円が活用されず、消えてしまうことになります。
感染状況を注視しながら、今後の推移を見てまいります。
≪参考≫
かながわPay特設ページ